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コラム EC強化クリニック
文章、写真、デザイン、コンテンツをパワーアップ!
売れる「Webサイト編集術」講座
朝日奈 ゆか株式会社ユンブル
より上質なWebサイトをつくるために必要な力とは、ずばり、「編集力」です。編集とは、コンテンツ(企画)を考え、文章、写真、デザインの三要素を発展的に結びつけて「伝えたいテーマを、想定する読者に向かって的確に発信し続けるための技術」をいいます。編集力を磨いて、売るためのWebサイトをつくりましょう!
第7回 いちばんの教材は売れている雑誌(4)
     ―雑誌の文章を書き写して表現を学ぼう

2008年1月10日更新

何から手をつけていいのかわからない時はネットと雑誌をサーフィンする

 新年です。みなさん、今年こそは魅力的なWebサイトをつくりましょう! 全部でなくていいのです。「少しでも一歩でもよいものに」。そのキモチがあれば必ずよくなります。
 商品を売ることに忙しく、目の前の更新に追われてホームページを放置したままのみなさん、変えたいけど自分ひとりではどうしようもない、と流しているみなさん。年初はそういうみなさんこそが気持ち新たにサイトの質向上にとりかかるよい機会です。さあ、案ずるより生むがやすし!

 では、何から着手するか。第一に、今、かかえている問題点を紙に書き出すこと。第二には、「自分のWebサイトをこんなふうにつくりたい」というイメージを具体化させて紙に書き出すことです。

 イメージを具体化させるためには、同業他社のサイトはもちろん、業種に限らず皆さんが素敵だなと思うサイトを調べまくってしぼり込んでいきましょう。
「このサイトはいいなあ。でもこの部分をこうしたいなあ」
「Aサイトのトップと、Bサイトのここをくっつけて、このページはCサイトに変えて…」とネットサーフィンの結果、他社のサイトのいいとこどりをしてみてください。イメージがハチャメチャになったとしても、イメージのパッチワーク作業を続けるうちにどんどん、こうしたい、ああしたい、というあなたの理想が具体化されていきます。

 そしてイメージをふくらませるにあたって強調しておきたいのは、Webサイトをあたっているだけではダメだ、ということです。ネットサーフィンとともに、紙媒体サーフィンを行って下さい。雑誌、フリーペーパー、新聞広告。これら紙媒体はWeb媒体の先輩、師匠、祖先、元祖ですよ!


文章力をアップさせる早道の秘術とは?!

 雑誌のチェックどころはこうです。
 キャッチコピーのつけ方、リード文、小見出し、本文。文章の表現力記事のデザイン、色使い、写真の撮り方、写真のキャプション(説明文)の書き方、語い。あなたのお店の顧客が読んでいそうな雑誌を教材として、がんがん付箋を貼ったり線を引いたりして読み込んでいきます。
 雑誌の編集テクを盗もうと意識して読んでいくと、その過程で、あなたが困っている点、改善したい部分がクローズアップされて、気づきや発見があります。

 さらに、記事の上達の秘術はこれです。
 キャッチコピーや文章、写真のキャプションを手書きでマス目入りの原稿用紙に書き写していくのです。何ページでも、気がすむまで書き写します。
 そうするうちに、この雑誌の読者には(うちの顧客には)、こんな表現のキャッチコピーがウケているのか!と気づきます。

 そして、文章のリズム感とはこういうものなのか、リード文は何を伝えようとしているのか、商品写真の説明にはどんな要素が必要なのかと、今すぐ皆さんが知りたいことの核心に迫ることができます。
 加えて、商品の特徴、その伝え方、料金などの最低限必要なデータにも適切な記述方法があることをつかむことができるでしょう。

 ここで皆さんは気付きます。これまで何気なく書いている料金の表記ひとつをとっても、売れている雑誌にはある方程式にのっとった表現法が隠されていることを

 原稿用紙に書いていくと、まずはその方程式のひとつである「読者に訴求力があって読みやすい文字数は○文字ぐらいなのか」と、文字数の仕組みを体得することができます(後の回に解説します)。ぜひ「原稿用紙に手書き」を試みてください。
 ちなみに、パソコンに打つのはダメ。デジタルグッズを使うとアタマはよくなりません。手書きですよ、手書き。

 作家や学者でも、文章術アップの第一の方法は「良質な文章を書き写す」ことだといいます。その道20年のプロの記者やコピーライターでも、同じ勉強法を続けています。
 弊社の新人スタッフもこの方法で研修をしますし、わたしの過去の編集術の講義でも「売れている雑誌を真似る方法」を実践してきました。
 プロのテクを盗みながら文章のリズム感を獲得する作業はなんとも楽しいもの。根性と執念で納得するまで書き写してください!

 ショップのオーナーの皆さんなら、そのあたりの勘どころが優れていることでしょう。チャレンジすればすぐに「そうか!」とプロの表現力を吸収することができるはずです。この方法は、なんとも手軽で格安で即効性のある文章力アップ術なのですよ。
 

●朝日奈ゆか・講演会のご案内
 「マスコミにとりあげてもらう方法とは?!〜ニュースリリースの作り方からマスコミへの配布方法、取材対応まで細かく伝授します〜」と題した講演会を1月19日土曜15:25〜17:25に東京都千代田区神保町にて行います。(全国イーコマース協議会主催)
 日ごろは業界のベールに隠れて見えない情報について、長年、ファッション誌や情報誌に携わっている経験をふまえたマスコミの立場から、また広報コンサルタントの立場から、わかりやすくていねいにお話します。一般の方も参加できます。お待ちしています!
 詳しくはこちら(http://www.ec-conference.com/con_conference0801.php) 



付録★小学生でもわかる文章力アップ講座

問い 敬語編(3)
次の各文を、正しい敬語表現に変えましょう。
1. お客さま、どっちの色にいたしますか。
2. 温かいうちにいただいてください。
3. ご用件を聞いておきます。
4. お客さまがこの本をご覧になられました。
5. あっちで鈴木様がお待ちです。

解答
1. お客さま、どちらの色になさいますか。
2. 温かいうちにお召し上がりください。
3. ご用件をうけたまわります。
4. お客さまがこの本をご覧になりました。
5. あちらで鈴木様がお待ちしています。

解説 
 4はいわゆる「二重敬語」です。「ご覧になる」は「見る」の尊敬語で、「なられる」は「する、なる」の尊敬語で2回使っているから過剰使いで不自然になります。ちなみに、「お召し上がりになられました」は三重使いです。
 1の「どっち」は「どちら」に、5の「あっち」は「あちら」にしましょう。あっち、こっち…このいい方はベタです、下品なんです。「ここ」「こっち」は「こちら」と表現しましょう。

 三省堂のWeb Dictionaryの「ことば百科 基本語から引く尊敬語・謙譲語・丁寧語」に敬語の比較表がアップされています。
http://www.sanseido.net/Main/Words/hyakka/Sonkei/index.aspx
 敬語の上達は慣れです、慣れ。そして、キモチ。お客さんを尊重するキモチがあれば自然に使えるようになります。キモチさえあれば舌をかんでも二重敬語でもOK! でも文章にするときは慎重に!

 先ごろ、敬語が5種類に増えるというニュースが出ました。謙譲語が2種類になり、「美化語」(お酒、お菓子、お料理するなど)が加わるとか。一瞬、ゲッと思うでしょうが、よく考えるとそのほうがわかりやすいようですね。

著者プロフィール

名前 朝日奈 ゆか
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社ユンブル
サイト http://www.yumble.com/
前回シリーズ 自社製品、ネットショップをマスコミにとり上げてもらう方法!プレスリリースをつくってマスコミに配ろう(全31回)
略歴 株式会社ユンブル代表取締役。東京と大阪を拠点に、編集プロダ
クション・ホームぺージ制作・PR&広報コンサルタントを行う。
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